先輩からのメッセージ

自分の存在で生きる希望を見出す入所者様がいる。やりがいがある。

三井田 勇(2013年入社)
30歳の時にフットサルやボクシングといった趣味のスポーツが高じて柔道整復師の専門学校へ進学。資格取得後、接骨院での勤務を経て、機能訓練指導員として当法人へ転職。

落ち着ける雰囲気を感じたのがレーベンホームだった。

フットサルやボクシングに結構「ガチ」で取り組んでいました。30歳の頃に選手としての限界を感じ、それでもスポーツに携わっていたいという想いを捨て切れず、一念発起して柔道整復師になろうと専門学校へ進学しました。就職した接骨院では、プロボクサーの方のケアを専任で担当させていただき、やりがいは十分にありました。その方が主戦場をメキシコへ移すことになり、関係性が途絶えてしまい、私も接骨院で働くことに燃え尽きてしまった。そこで別の選択肢として当法人が運営するような施設での機能訓練指導員としての勤務が視野に入り、いくつかの施設を見学する中で一番空気が澄んでいて、建物とその周辺の空間が広々と感じて落ち着ける雰囲気を感じたのがレーベンホームでした。

機能訓練指導員として誇りを感じながら働いている。

リハビリ専門病院のように、一日中リハビリを行うような状況ではありません。また個別の機能訓練のほかに曜日と時間を決めて「集団体操」を実施するのも、当法人が運営するような施設で働く機能訓練指導員の特徴と言えます。
私は機能訓練指導員として、たとえば脳梗塞の後遺症で片側に麻痺がある場合に残された能力で生活動作をどれだけ実現させるかを提案する、という役割を担うことに誇りを感じながら働いています。

ほんの小さな成果に生きる希望を見出す方もいる。

接骨院で働いていた当時、ケアを担当していたプロボクサーの方への対応は、言ってみれば98%の状態を98.2%にする、というイメージのものでした。ほんの少しでもよくするにはどうするか、をとことん考える。実は現在、職務としている機能訓練も似たところがあると私は感じていて、語弊はあるかもしれませんが生活動作がまったくできないかなりマイナスなところを、マイナスの範囲内ではあるけれど少しでもプラスにする、という努力を続けているイメージです。それまで自分ではできなかった食事ができるようになったり、着替えができるようになったりすることで、生きる希望を見出して下さる入所者様もいらっしゃいます。見た目には大きな成果には見えないかもしれませんが、私が介在することでもたらされるほんの少しの変化で、気持ちが明るくなる人がいるのは大きな喜びです。

部署の枠を超えた横のつながりができて楽しい。

たとえばリハビリ専門病院や接骨院で難易度の高い技術やスキルを身につけることも、やりがいのあることだとは思います。しかしながら私の場合は、前述のように小さな成果に大きな喜びを感じていただけることに大きなやりがいを見出せていますし、さまざまな職種の人たちとの接点が持てることも当法人で働くからこそ得られる楽しさだと感じています。業務を通じてはもちろん、プライベートな部分も含めていろんなコミュニケーションが図れるのは、本当に楽しい。このホームページでも登場している佐久間を部長とする「テニスクラブ」に私も所属しており、部署の枠を超えた横のつながりができることも当法人ならではのことだと感じています。